コロナが残したもの、子どもたちの学力の差

火曜日は、学童だけではなく、担当クラスの授業にも補助として入る日だ。

子どもたちは7:45から学校に来ていて、私は8:30から参加する。

ドイツの小学校は、朝早くから始まり、11:30頃には終了して、学童保育に参加する子はそのまま学校に残り、しない子は帰宅する。

 

現在うちの小学校はコロナ対策で、クラスを半分に分けて交互に来させる、Wechselunterrichtという方式で授業をやっていて、今日来ているグループは7人。

なんとも丁度いい人数だ。

 

コロナテストをして、算数のテストをした。うちのクラスの男の子達は、みんな結構算数が得意で、出来る子はすごく早く済ませていた。ただ二人だけ、全然解けずにほぼ白紙だった。

最初のロックダウンから一年以上が経つ。

子どもたちを見てて感じるのは、学校に来れず、家にいた時間がつけた大きな個人差。

家で両親や兄弟から勉強の手助けをもらえた子は、大きな損失なくこの期間を乗り切った。でも、そんな家庭ばかりではないのだ。コロナがなく、普通に学校に来れていたら、家庭の事情でここまで遅れることはなかっただろうに…。

これについては担任の先生のマリオンも全く同じ意見で、私たちは色々話した。

マリオンはテストが出来なかった子の親にその場で連絡し、「このままでは絶対にいけない。彼の勉強をサポートしてあげて」と伝えていた。

先生と親の距離が近い。何かあればチャットで連絡を取る。

テストが終わると休み時間兼朝ご飯の時間。各自が持ってきたパンなどをかじりながらおしゃべりする。終わり次第外で遊ぶ、30分の休み時間。私はいつも同行する。

同僚のミアもいたので、おしゃべりしたかったのだけど、子どもたちに氷鬼(鬼にタッチされたらその場で固まるやつ)をして遊ぼうよ!と言われ断れずに一緒に遊んだ。ドイツにも氷鬼があるのだ!(Eisfangyという)

うちのクラスの子たちと、好きなアニメの話をした。カピバラの好きなアニメは何?と聞かれ、Hunter×Hunterかな。と答えたら、あ~!!!と、二人とも知っていた。一人はもうアニメのシーズン3まで見たらしい。確かあれは対象年齢16歳以上だったと思ったけど…。彼はハイキューも見たらしい。Netflixでドイツ語バージョンを観れるから、本当に便利だ。もうちょっと大人になったら、進撃の巨人を絶対に見なよ!と言ったら、彼はもう少し見たらしい。結構残酷なシーンも多いけど…。日本の小学生は進撃の巨人見るのかな?

ちなみに、絶対的な神的人気を誇るのは、ナルトだ。

休み時間が終わり、またドイツ語の授業をして、今日の学校は終了。

学童保育は別のグループに配置されて、1~4年生ミックスのグループの所に行った。

今週は天気が悪く、午後は全然外に行けない。

一年生のちびちゃんたちと校舎内で鬼ごっこをした。(何回したかわからないほどたくさん)何回か、最後のひとりが全然見つからなくて、どっか消えちゃったかと内心ヒヤッとした。。あとはごはんを食べて宿題をしたり、遊んだりしてあっという間に終了。

最後にミアと、「授業に出る日は一日働いてクタクタだね‥。」と話しながら学校を出た。

本当はもっと色々詳しく書きたいのだが、個人情報保護の件で、子どもたちについてはどこからどこまで書いていいのかわからないので、ちゃんと調べてから書きたいと思う。

もちろん名前は出さないが、いろんな子がいて、その子たちとのやりとりとか、こんなことを話したとか、もっとリアルに伝えたい。

 

まだ夜の21時前だけど、外はまだ完全に暗くないけど、今日は疲れたのでもう寝よう。

おやすみなさい。

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